7号記事紹介:1/18〜31「標的の村」@フォーラム福島

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「標的の村」監督:三上智恵、制作・著作:琉球朝日放送、配給:東風、2013年・HD・91分

オスプレイは要らない!
沖縄住民が米軍基地を封鎖した日

太平洋戦争での悲劇を経験し、米国統治時代には「ベトナム村」での奇襲訓練に徴用され、今も米海兵隊による激しい戦闘訓練が日常を引き裂く沖縄ー東村・高江の住民が国によるSLAPP裁判(威嚇起訴)にも屈する事なく、「オスプレイ」強行配備に米軍普天間基地封鎖を行う姿を追い、闘いの中にウチナーンチュ(沖縄人)の魂を捉えた渾身のドキュメンタリー『標的の村』は、地方TV局報道人の覚悟を示しJCJ(日本ジャーナリスト会議)賞、山形国際ドキュメンタリー映画祭で二冠に輝いた。福島での上映にあたり、子供の頃から核や原発ジプシーにも興味を持っていたという三上智恵監督にコメントを頂いた。

「福島第一原発事故が起きて、日本国民であれば皆、意図せずに福島に対して加害者になってしまった訳ですよね。国が悪いとか東電が悪いとか言ったところで、国のエネルギー政策というものに関して知ろうともしないし何も動いて来なかった。その事から日本国民全員が加害者ですよ。沖縄を含めて。これは基地問題に関しても同じ事なんです。(映画に登場する海兵隊戦闘基地に囲まれた)高江という地域やそこに暮らす家族を何が追い込んでいるのか?国策というものに無関心でいると、とんでもない事になるという事が沖縄と福島の例を見るだけで日本中の人が解ってくれると思います。一方で福島の人も、国策によって追い込まれている他の地域の問題についてどれだけ関心を持って来たのかな?とも思います。沖縄は「原発の問題も同じだ」ってずっと前から言って来ましたから。国の決めた事に対して物も言えない、逆らっても方針を変える事も出来ない、という地域同志として智恵も共有してあたって行きたい。両方とも日本国民全員を巻き込まないといけない問題なんですよね。多分、福島の人達は初めてこういう状況になって国がこんなに冷たいんだって氣付いてまだ2年なんだと思います。国って国民ひとりひとりの立場に立ってくれる事なんかないし、それは67年間、沖縄がどんな目にあって来たかを見るだけで解る事です。福島の事が伝わらないって言うけれど、沖縄でどんな事が起こっているのか、起こっていたのか、全国ネットでは全く伝えられる事のない日本ってそんな国なんですよ。その厳しさも含めて福島県の人、日本国民全員に観て欲しい映画です」

*同じ1月18日(土)〜31日(金)上映の「ハンナ・アーレント」も必見です!

www.forum-movie.net/fukushima/
フォーラム福島1・2(024-533-1515)
福島県福島市曽根田町7-8
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