J-one8号:記事紹介「震災を走る〜東日本大人災の地、3548km走破!」

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伝承が災害の記憶を伝える
3月6日、前夜のうちにアクアラインを使って東京湾を渡り、千葉・内房へ。アクアラインは9.6kmのトンネルと4.4kmの橋梁から成るが、震災時は安全確認後、翌日15時には全面開通している。日本の誇るべき建造物のひとつだが、通行中も巨大地震が起きやしないかとやはり心穏やかではない(建設費は1.5兆円。ちなみに福島第一原発事故での除染国費投入が1兆超、東電支援は9兆に拡大)。

椰子の木が連なる内房はあまりに南国的で、南端の南房総市ではすでに菜の花が咲き乱れている。外房・鴨川の道の駅へ立ち寄ると、すぐそばに「波切不動」が祀られていた。道の駅前の太夫崎漁港から100m程の高台中腹に位置する事から、過去の 地震でここまで津波が遡上したのだろう。

これより震災沿岸部を北上して行くと、津波到達ラインのすぐ境に無傷の神社を幾つも見る事となる。古来、神は小高いところに宿るとされていたし、歴史的に津波の記憶として祀られた例もあるだろうが、中には海辺にあってまわりの住宅が流される中、わずかな被災で残ったいわき市の久之浜稲荷神社(J-one6号掲載)のような奇跡の神社もある。
千葉東端、太平洋に突き出た犬吠埼には1677年に起きた延宝地震の津波高が表示されていた。聞けば、九十九里沿岸に住む70代の女性は父親から延宝地震と津波の話を繰り返し寝物語に聴かされた記憶が瞬時に蘇り、震災の時は犬を連れて慌てて逃げ難を逃れたという。方や福島県南相馬市では、過去の津波で平地から高台へ移り住んだ集落に「下に下がるな」との言い伝えがあったが、ここ数十年の間に利便性を求めて平地に移り住む人が増え、今回の震災で見事に家財道具一式津波に流されるも畳に押さえられた先祖代々の鎧甲だけが残った家もあった。これらが示すところ、現代日本人が軽んじる事なく自然や歴史からの教訓を活かしていれば、震災の被害も軽減されたように思えてならない。

「被災地」が人を隔てる
今回の記事タイトルが「被災地を走る」でなく、「震災を走る」なのは、震災が終わっていないだけでなく、「被災地」 という言葉が彼岸と同じように、そうでない人とそうである人を分け隔てるように想えるからだ。その言葉を使う時、無意識に見えない壁を塗り固めてはいないだろうか。ただ、今年1月に飯舘村から避難している人のお宅で、NHK「クローズアップ現代/あしたが見えない~深刻化する若年女性の貧困~」を観た時、行政支援からこぼれ落ち風俗産業に支えられるシングルマザーの現状は、都会もまた<被災地>なのだと思った。
(以下、特集記事の続きはJ-one8号をご覧下さい)

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