J-one 11号 取材レポート@常総市

今月10日・11日に大きな被害を与えた関東・東北豪雨により鬼怒川が決壊し、市内が水没した常総市(2006年に水海道市に石下町が合併)に、出張取材の帰路に訪れて来ました。決壊から10日経ち、氾濫した水は引いており、近隣では日常が再開している様子ながら、仮ゴミ置き場では廃品処理作業が黙々と続けられていました。写真レポートをご覧下さい。

J11-150922-01
国道294号線・常総バイパス脇の水田に置き去りとなった乗用車。正面には、筑波山が見える。
J11-150922-02

J11-150922-03道路工事の現場。「通行止」の看板付近にあったアスファルトが剥がされて洪水に押し流され、道路脇の水田に流れ込んでいた。
J11-150922-06
水田に囲まれた豊田球場には、水没した家具などの廃品が10日後の今も切れ目なく持ち込まれ分別作業が続く。
J11-150922-04
294号線常総バイパスから200mほど離れた水田端の水路まで流れ着いたトラック。パネルの荷台が浮き代わりとなったか?
J11-150922-05
J11-150922-09水没したコメリ石下店(上)とアピタ石下店(下)の駐車場では臨時の露天売り場が設営され、土嚢袋・洗車ブラシ・マスク・ゴム長・デッキブラシ等、作業品や生活雑貨は安売りされていた。
J11-150922-10
J11-150922-07旧水海道市に合併された旧石下町のシンボル「豊田城」。水没した一帯にそびえる姿は日本の城の有意性が強い印象を放っていたが、実はバブル末期に建設された地域交流センター。
J11-150922-08
豊田城付近では、膨大な水没廃品の処理が今も継続。あたり一面、異臭が拡がり、近隣住民は困惑している。
J11-150922-11
石下地区の水田は稲刈りも行われ、一見水没の面影は少ないが、こぼれた稲穂を狙って白鷺が事の他多く集っていた。

この10日〜11日にかけての大雨は各地で洪水被害を与えたが、やはりこの国の重要課題は「防災」である、と再認識。今後とも、災害に強く、社会を共有してゆく3.11以降の生き方を探ってゆきたいと思います。(すぎた和人/J-one発行人)

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
J-one ムービー・プロジェクト

「J-one」トップ・ページへ
facebookのJ-oneページもよろしくどうぞ。 http://www.facebook.com/J.one4U

*「J-one」バックナンバー好評発売中!
「J-one」直販オンラインショップ
KART

 

J10-150620

ネパール支援ムック「NEPAL」定価1000円(内500円がネパールの教育支援になります)

「J-one:ジーワン11号」(600円・40頁)

「J-one:ジーワン3.12号」(500円・32頁)

「J-one:ジーワン10号」(600円・40頁)

若松

「J-one:ジーワン9号」(600円・40頁)

J40-40-01

「J-one:ジーワン8号」(600円・40頁)

J40-40-01

「J-one:ジーワン7号」(600円・40頁)

J03-32-01

「J-one:ジーワン6号」(500円・32頁)

J03-32-01

「J-one:ジーワン4号」(500円・32頁)

「J-one:ジーワン2号」(500円・32頁)