
演劇作品『今 伝えたいこと(仮)』
ある放課後、教室に残っていた麻希、望美、桜。ふとした事から互いに語る事のなかった震災が話題に。そして、望美の自殺により、心の奥に封印されていた原発事故への不安が麻希の口から堰を切って溢れ出すー。2012年3月の初演が衝撃を与え、福島中央テレビ制作のドキュメンタリー「『今、伝えたいこと(仮)』福島・女子高生の叫び」が全国放映された。
2011年3月11日ーー中学校卒業式の当日、東日本大震災を経験し、高校に進学しても福島第一原発事故の影響に強い不安を抱いていた現役女子高生の心情をストレートに綴った演劇作品「今 伝えたいこと(仮)」の上演・上映やドキュメンタリー作品の制作・上映活動を通して、高校生で初めてのJCJ(日本ジャーナリスト会議)特別賞を受賞し全国で注目を集めている相馬高校放送局の上映会を日本福音ルーテル教会・本郷学生センター(東京都文京区本郷 6-5-13)2階礼拝堂で開催。
震災から5年目、4月14日に発生した熊本地震で、彼女たちの作品づくりにも強い影響を与えた水俣も被害を受けた事もあり、入場料から経費を引いた全額熊本地震の義援金となります。
上映会主催者・相馬クロニクルからのメッセージ
相馬高校放送局は高校生の視点で震災を伝える活動を足かけ5年続けてきました。
残念なことに県内の大会でのみ評価がとても低く、FCT(福島中央テレビ)さんを除けば地元メディアに取り上げられる機会はとても少ないのが現状です。
その一方で東京新聞や朝日新聞オピニオン欄で大きく取り上げられ、2013年には高校生として初めて日本ジャーナリスト会議特別賞を受賞しました。これらの活動を振り返り、彼女たちが水俣で学んだことを映像で見ていただきます。この日は卒業生が参加予定です。
2014年放送の「東北発☆未来塾」では講師に是枝裕和監督をお迎えし、アドバイスを受けながら卒業間際の3年生が3本の作品を完成させました。彼女たちと是枝監督のテレビドキュメンタリー「明日へ-支えあおう - 是枝監督×女子高生 ~震災3年 福島を描く~」は 第31回 ATP賞 ドキュメンタリー部門 奨励賞受賞を受賞しています。また受賞は逃しましたが、同番組は国際エミー賞に最終ノミネートされました。番組内では一部しか放送されなかった生徒達の作品群を5日に上映します。また、後輩達が先輩の意志を受け継ぎ制作した作品群は数々のコンペで受賞を重ねました。それぞれ簡単に作品解説を行いながら上映し、上映終了後には質疑応答も行う予定です。
相馬高校放送局水俣への道 上映会
2016年5月3日(火) 18:00〜20:30 (入場は上映会開始時間の20分前より先着順)
主催:相馬クロニクル
協力 石原明子(熊本大学・日本福音ルーテル本郷教会)、日本福音ルーテル本郷教会有志
場所:日本福音ルーテル教会・本郷学生センター2階礼拝堂(丸ノ内線・大江戸線「本郷三丁目」駅、もしくは南北線「東大前」駅。共に徒歩8分。東大正門前の本郷郵便局裏)
料金:一般1000円、学生500円、高校生以下無料
*入場料から経費を引いた全額熊本地震の義援金といたします。
*各上映日それぞれ、こくちーず申込みページよりご予約ください。
上映予定作品上映予定作品
2016年5月3日(火) 18:00〜20:30 (入場は上映会開始時間の20分前より先着順)
申込み(こくちーず)
http://kokucheese.com/event/index/394153/
「緊急時避難準備不要区域より」(2011年制作 音声ドキュメント)7分 県大会優良
「今伝えたいこと(仮)」 (2013年上演記録)32分
「相馬高校から未来へ」 (2013年6月制作映像ドキュメント)8分
「Blind」 2014年5月制作(ラジオドキュメント)7分 県大会優良
「ちゃんと伝える」 2014年5月制作(映像ドキュメント)8分
大塚ショートフィルムフェスティバル(中高生部門)入選・高校生映像フェスタ大林宣彦特別賞
「野馬追、その心」 2014年8月制作 11分(2015年1月再編集)
つくばショートフィルムコンペティションにおいてつくば市長特別賞・観客賞ダブル受賞
「いつかきっと」 2015年5月29日制作 (映像ドキュメント)8分
7月放送NHK「被災地からの声」で一部引用 NHK9月放送とっておきサンデーでも放送
KAB(熊本朝日放送)で8月特集放送
2016年5月5日(木) 10:00〜12:00 (入場は上映会開始時間の20分前より先着順)
申込み(こくちーず)
http://kokucheese.com/event/index/394158/
「相馬高校から未来へ」 2013年6月制作(映像ドキュメント)8分
*以下の3作は是枝裕和監督監修のもと東北発未来塾で制作
「あの日と今の私たち」 2014年3月制作(映像ドキュメント)11分 東北発未来塾
「これから。」 2014年3月制作(短編ドラマ)17分 東北発未来塾
「見えぬ壁」 2014年3月制作(映像ドキュメント)25分 東北発未来塾
「ちゃんと伝える」 2014年5月制作(映像ドキュメント)8分
大塚ショートフィルムフェスティバル(中高生部門)入選・高校生映像フェスタ大林宣彦特別賞
「いつかきっと」 2015年5月29日制作 (映像ドキュメント)8分
7月放送NHK「被災地からの声」で一部引用 NHK9月放送とっておきサンデーでも放送
KAB(熊本朝日放送)で8月特集放送
*相馬高校放送局特集号「J-one」3.12号はじめ、当日販売される「J-one」1冊につき200円が熊本地震への義援金となります。
お願い:「J-one」3.12号の表紙及び誌面をネット掲載する事は、ご遠慮下さい。取材時に未成年であった放送局メンバーの肖像権、並びに著作権を侵害するケースが起きましたので、現在、「J-o」3号、3.11号、3.12号ではネット掲載用に別デザインの表紙を用いています。ご理解の上、ご協力をお願い致します。
相馬高校放送局関連バックナンバー
3.12号 「今 伝えたいこと(仮)」仙台公演版シナリオ+アフタートーク+最終公演アフター・トーク
4号「今 伝えたいこと(仮)」石川公演レポート+「Girls Life in Soma」紹介
6号 「相馬高校から未来へ」JCJ賞・NHK杯W受賞報告
7号 活動報告〜同世代に思いを届ける上映を
8号 座談会「卒業ーー相馬高校放送局から未来へ」
9号 相馬高校放送局inパリ報告
10号 相馬高校放送局、札幌・沖縄・水俣交流レポート
11号 相馬クロニクル「谷川さん、少し福島の話を聞いてください」〜相馬高校放送局上映会レポート
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
J-one ムービー・プロジェクト『小高の春』制作中。
「J-one」トップ・ページへ
facebookのJ-oneページもよろしくどうぞ。 http://www.facebook.com/J.one4U
*「J-one」バックナンバー好評発売中!
「J-one」直販オンラインショップ