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J-one10号記事紹介:ドイツ・低線量被曝からの考察 ふくもと まさおインタビュー

(記事内写真提供:ふくもとまさお)

福島第一原発事故の影響を探る糸口は、高濃度に汚染されたチェルノブイリ原発事故の現地よりも社会環境も似た同じ先進国であり、低線量被曝を経験しているドイツの方が参考になる、と提唱し、『ドイツ・低線量被曝から28年』(言叢社)を発表しているベルリン在住のジャーナリスト、ふくもと まさお氏にスカイプ・インタビューを試みたーー
 
*7〜8月、9月にふくもと氏が一時帰国され、各地で講演会も企画される予定です。

自分たちで発電する
再生可能エネルギーは、
経済権力に負けない
市民主体の民主主義運動。

抑圧された日本は東ドイツとよく似ている

すぎた和人(J-one):1985年から東ドイツに住んでいて「日本と東ドイツがよく似ている」と感じられているそうですね。

ふくもと まさお:私は東西統一まで東ドイツ側に暮らしていましたが、いろんな意味で東ドイツと日本は似ていますね。国旗を掲揚しないといけない日に国旗を掲揚しないと、秘密警察から弾圧されました。社会主義と資本主義と体制は違いますが、日本の場合は経済権力が物凄く強く、「抑圧されながら暮らしている」点がよく似ています。ドイツ人の友人で社会学者の教授は「日本に民主主義があるなんて信じられない。市民革命がないところに民主主義が生まれるはずがない」と言っています。

すぎた:情報統制の中、東ドイツの住民がとった手法には感心してしまいます。

ふくもと:政府が情報統制していましたから、チェルノブイリ原発事故の情報は一切報道されませんでした。市民は、西ドイツのテレビから情報を得ていました。受信できたので。当時は、一般家庭には電話のないところが多い時代。情報を伝える手段は紙と口コミだけでした。政治問題もそうですがーー手書きの壁新聞を秘密警察に見つからないようにこっそりと貼る。民主化運動の時はタイプライターにカーボン用紙を挟んで打って2~3枚コピーを作って、有志の人たちがまた何枚も何枚も作ってゆく。そうしてビラをつくってこっそり配布し、自分たちの民主化の主張を広げていった。限られたところにある簡易印刷機でビラを作っていた人もいますが、監視されているので、個人のタイプライターの方が安全でした。そういうひとつひとつの努力の積み重ねで、民主化運動をひろげていったんです。

すぎた:今、その東ドイツ時代の住民についての本を執筆なさっているそうですね?

ふくもと:30人以上の人に統一から今までをどのように感じているのか、インタビューしました。日本の人たちに伝えたいのは、東ドイツの人たちがどのように立ち上がっていったのか、という事です。彼らは「当時の方がむしろ市民が立ち上がる社会的な基盤があった」と言います。(社会主義体制のため)お金がなくても生きていけ、経済的に心配のない時代でしたから、市民はその点で立ち上がりやすかった。「敵」も独裁体制とはっきりしていた。今は、お金がないと生きていくのは難しい。社会問題に対して市民が発言すると、仕事を失う心配がある。同時に、「敵」が誰なのかという事もはっきりしません。
市民運動に火をつけたインテリの人たちは、東ドイツの中で民主化して新しい国を作りたかった。でも、一般市民に裏切られるんです。一般市民は、西側の豊かな生活にしか目がいっていなかったからです。要は、西側と同じモノがほしかっただけ。壁が崩壊すると、すぐに統一に走ってしまったんです。

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J8-150724プロフィール/ふくもと まさお:1985年、東ドイツに渡り、邦人企業などに勤める。現在、フリー・ジャーナリスト、ライター。特に原子力、再生可能エネルギーなどエネルギー問題に詳しい。ドイツ・ベルリン在住。著書『ドイツ・低線量被曝から28年ーチェルノブイリは終わっていない』(言叢社)他。
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東日本大震災ーー3.11以降の生き方を探り、福島の声を伝える「J-one 生命あるもの」10号、ようやく発行となりました。

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昨年秋から取材を進めて来た10号は、巻頭特集にて旧警戒区域の被災地に舞い戻るコハクチョウとサケの産卵を撮影した「それでも原野に生きる」と、昨年末に出版された若松丈太郎さんの新しい詩集「ああ、わが大地」から詩「新田川の鮭」を掲載。
第二特集では、「なぜ福島県民は安心してはいけないのか?」と題して清水修二・福島大学特任教授に6ページに渡るロング・インタビューを行いました。また、「未来への医師」シリーズでは、甲状腺外科のスペシャリストとしてベラルーシへ医療支援に携わった菅谷 昭・松本市長と、福島県内での甲状腺検診に毎月通っている西尾正道・北海道がんセンター名誉院長の講演会をレポート。
そして、パレスチナと飯舘村で撮影を続けるドキュメンタリー映画監督・古居みずえさんと、ドイツ在住のジャーナリスト・ふくもとまさおさんにインタビューしています。
また、連載コーナーも充実しています。通販・上映会などで、お求めになってご覧下さい。

3月7日(土)/8日(日)、「相馬高校放送局ほぼ全作品上映会@東京・笹塚」の会場でも販売され、1冊につき200円が放送局メンバーの交通費補助に役立てられます。ご協力をお願い致します。

J-one 10号 600円(A4変形/カラー/40ページ)
INDEX
02:それでも原野に生きる。
南相馬・旧警戒区域に舞い戻る野生動物たち:すぎた和人(J-one)
06:詩「新田川の鮭」:若松丈太郎
07:NDEX
08:なぜ福島県民は安心してはいけないのか?
:清水修二(福島大学特任教授)インタビュー
14:未来への医師(7) 菅谷 昭 講演会レポート
16:未来への医師(8)西尾正道 講演会レポート
18:「パレスチナと飯舘村の母ちゃん」:古居みずえ監督インタビュー
20:6号線ブルース:すぎた和人(J-one)
22:相馬高校放送局、札幌・沖縄・水俣交流レポート
24:「ドイツ・低線量被曝からの考察」 ふくもとまさおインタビュー
26:開き直りの哲学(3) 上田要(HANDS 世田谷)
27:富岡インサイドphotoレポート/エコクラブだて通信
28:福島の民話を語る会:朗読劇「空の村号」/相馬移民奇譚小僧と首
29:「日本再考」F-file (5)幻の斗南藩と新天地
30:いろいろ読んでわかったこと(10)
32:福島と生きる。:K・Cさん(南相馬→東京都→田村市)/N・Kさん(福島市→札幌市)
38:J-one 連載小説「テル侍」(8)やまのべ みみ/「ラヴ・イン・フクシマ」(4)K・J・ヤール
40:バックナンバー紹介/「小さき声のカノン」@フォーラム福島

 

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