いわゆる混沌としたインド的な世界とは異なり、ティベット文化圏に位置する北インド・ラダック。現代文明から遠く離れた秘境ともされる彼の地で、持続可能な生活支援を目指すNPO法人ジュレー・ラダック代表スカルマ氏に未来の行方を聞く。
ーー代表のスカルマさんご自身がラダックの出身だそうですね。ジュレー・ラダックを立ち上げた経緯を聞かせてください。
スカルマ●はい、私はラダックでもNGOの活動を10年くらいしていました。もっと可能性を求めて日本へ来てハワイへ行った後、また日本に戻ってジュレー・ラダックを立ち上げました。ラダックはインドの中でも非常に不便で生活が過酷なところにあり、人々の暮らしを向上させたかった事と、逆に先進的で豊かではあるけれどどこかもっと自然な暮らしに興味を持っている日本人とラダックを通じて文化交流や支援が出来ればと考えました。そのような訳で、当初からホームステイやスタディー・ツアーに力を入れています。
ーージュレー・ラダックの活動の中で、現地へのソーラークッカー支援がとても氣になります。
スカルマ●環境問題の事もあって、2007年から支援しています。ラダックは山岳地帯ですが日本のような森林ではなく、人々は薪を求めて時には何日も探し歩きます。家畜の糞を乾燥させて燃料にしますが、放牧するのでこれをみつけて歩くのも大変なのです。それに冬は糞は乾燥し難く、また暖房にも使いますから貴重なんですよ。ラダックは年間降水量が少ない代わりに太陽エネルギーを使うにはとても適しているのです。ソーラークッカーがあれば、糞や薪を探し歩かなくてもよくなり、その分、もっと他の労働が出来るのでその点でもとても役立っています。
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スカルマ・ギュルメット/NPOジュレー・ラダック代表
ラダック出身。NGOセーブ・ザ・チルドレンの現地スタッフとして10年活動した後、来日。日印交流のNPOに携わり、2004年にジュレー・ラダックを設立。ソーラー・クッカー支援の他、間もなく25回を数えるスタディ・ツアーや2010年に起きたラダック洪水被害復興支援も行う。
http://julayladakh.org/
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