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5号記事紹介:ルワンダから福島へ~カンベンガ・マリールイズ

J5-131107

NPO法人「ルワンダの教育を考える会」公式サイトを見る。

ルワンダから福島へ~生命と教育
カンベンガ・マリールイズ

素晴らしい日本に放射能が。
ルワンダから日本に初めて来て素晴らしい国だと思いました。まず水道の蛇口をひねれば、24時間いつでも安全でおいしい水が飲めます。私は子供の頃から水汲みをして来ました。安全な水を安心して飲める、これは本当に素晴らしい事だと思います。日本は道を歩いていても安全です。私は日本に来まして、末の娘を授かり日本で出産しました。日本の病院は安全で、安心して子供を産める本当に素晴らしい国だと感謝しました。
ところが、その素晴らしい日本に東日本大震災が起きて福島第一原発が爆発して、私の住む福島市にも放射能がたくさん飛んで来ました。その時、何を思ったか。子供たちに家から出てはいけません、外に出て遊んではいけません、水道の水も飲んではいけません、家の中でじっとしていなければいけない、と言わねばなりませんでした。その時、思い出したのはルワンダの内戦で家に閉じこもっていた時の事でした。夜になったら、次の日の朝が来るまで生きていられるか判らない。暗い部屋の中で息を潜めてじっとしていなければならない。ルワンダでは、あの内戦で100万人とも言われる人たちが殺されました。本当に恐ろしい。福島原発事故が起きた時、私はその事を思い出していました。(続きは、「J-one」5号をご覧下さい)

カンベンガ・マリールイズさんのインタビュー掲載の「J-one」5号は、現在SOLDOUT扱いとなっておりますが、NPO「ルワンダの教育を考える会」国際協力NGOセンター(JANIC)福島事務所内にある「ふくしまNGO協働スペース」にはまだ在庫が残っているようです。氣になる方は、お早めにどうぞ!

カンベンガ・マリールイズ
1965年10月、ルワンダ人である父親の赴任先コンゴ(旧ザイール)生まれ。首都キガリの専門学校で洋裁の教師となり、1993年、青年海外協力隊現地協力員として福島文化学園にて洋裁の研修を受ける。帰国後、内戦が勃発し、コンゴの難民キャンプへ避難中、AMDAの日本語通訳となる。1994年、家族留学として再来日。2000年に「ルワンダの教育を考える会」を立ち上げ、現在、NPOとなった同会理事長を務める。書籍として『空を見上げてーールワンダの内戦 そして希望ーー』(ルワンダの教育を考える会)、『ルワンダに教育の種を―内戦を生きぬいた女性・マリールイズの物語』(中地フキコ/かもがわ出版)がある。
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5号記事紹介:「福島を撮る」ナターシャ・ニジック@仏ジュ・ド・ポーム国立美術館上映

J5-130925

ロケ動画を見る(ロードされるまで多少時間がかかります)。
from Jeu de Paume on Vimeo.
Réalisation, caméra et montage : Nobuhiro Otake
Productrice : Hiroko Daibo Akatsu
Production : Bosch Inc.
Avec le soutien de Synapse Entertainment, Inc.

東日本大震災から2年を迎えた3月、フランスのジュ・ド・ポーム国立美術館での上映作品制作のため、福島を訪れた女性アーティスト、ナターシャ・ニジックとナタリー・ドゥランドをJ-oneがサポート。原子力大国へのメッセージは如何に届くか?

3月6日朝、成田空港に到着し、その足で都内の撮影機材会社に寄ったナターシャ・ニジックと撮影を担当する女性シネマトグラファーのナタリー・ドゥランドを乗せた撮影隊と午後に合流し、いわき市へと向かった。今回、私が提案した撮影場所は、いわき市久之浜(J-one 3号)、飯舘村、南相馬市小高区(6号)、相馬市原釜漁港(2号)、福島市内にある公園の5箇所。まずは被災地を見たいとの事で小名浜付近へ出るが、すでに夕暮れ。震災から2年経ち、瓦礫などは当然片付けてある。イメージとの隔たりを感じたのか、彼女たちは突然「石巻へ行きたい」と言い出す。久之浜には、津波が避けるかのように残ったお宮があり、ぜひ彼女たちに撮って欲しかった。
そこで翌朝、「石巻へ行く前にちょっと寄ろう」と持ちかけて、久之浜へと向かう。それもなるべくインパクトを高めるため、国道6号を使わず内陸の常磐道を走り、山間から忍び寄るようにダイレクトで久之浜へ出たのだった。案の定、津波と火災に家屋を失い住宅の基礎だけが残った久之浜の風景は彼女たちの心に響いた。もう石巻へ行く事などは忘れ、ふたりは久之浜周辺をたっぷりと歩いてまわり、終いにはフランスから持ち込んだ特殊なミラーの代わりに閉店した商店の鮮魚陳列棚用の長鏡までしっかり目をつけていた。
(以下、記事全文は「J-one」5号をご覧ください)

追記:5号でレポートしたナターシャ・ニジックさんの映像インスタレーション作品展示が10月よりフランスのジュ・ド・ポーム国立美術館で始まります。これに合わせて、美術館公式ページにて3月のロケ動画がアップされました。現在、ロケ・スタッフによりドキュメンタリー作品にするべく準備中です。
http://lemagazine.jeudepaume.org/natacha-nisic/
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5号記事紹介:今だから広めよう!「はだしのゲン」(各国語版)追記

J5-130730

各国から出ている『はだしのゲン』翻訳本。「プロジェクト・ゲン」は、ロシア人、アメリカ人、日本人など20名から成り、ロシア語版と英語版に携わった。




原爆や戦争の悲惨さ、生きる事の意義を力強く訴えた不朽の名作マンガ『はだしのゲン』が世に出て40年。翻訳版を世界各国に進めるプロジェクト、そして小中学校に『ゲン』全巻を寄贈する運動などが始まっている。
昨年末に作者の中沢啓治さんが亡くなられ、原爆や戦争の記憶が薄れ、平和憲法の精神が軽んじられ9条改正の危惧が進む今だからこそ、『ゲン』を読み返し広めてゆきたい。

「J-one」5号では、『はだしのゲン』ロシア語版・英語版を手がけ、翻訳ボランティア・グループ「プロジェクト・ゲン」代表でNPO「『はだしのゲン』をひろめる会」理事長を務める浅妻南海江さんに話を伺っています。

キノコ雲の下にも
生きた人間がいた事を
世界に知って欲しい!

ーーロシア語版の翻訳・出版を手がけるようになった経緯は?

浅妻南海江(あさづま・なみえ):金沢ロシア語センターで働いていた頃、チェルノブイリ原発事故の影響を受けた小学校と長年交流をしていた東しげのさんから、原爆の悲劇を描いた朗読劇『この子たちの夏1945・ヒロシマ ナガサキ』の金沢上演活動10周年として長年交流のあったウクライナの先生を招くにあたり『この子たちの夏』の台本をロシア語に訳して欲しいと頼まれ、『ゲン』も参考にしました。そうしたらロシア人の女性スタッフが『ゲン』を読んで泣いているんです。それで次にロシアの人に読んでもらうなら『ゲン』がよいと思って別のロシア人女性と翻訳を始め、その正式な許可を頂こうと中沢先生に連絡を取ると「ロシアに留学している女性が翻訳を始めている」と言われて。まさか他にロシア語訳を考えている人がいるとは思ってもいなかったので、もうがっかりして。けれど、中沢先生が「一緒にやればいい」と励ましてくださって、2巻目から私達も参加する事になりました。ただ、このロシア語版は1998年に起きたロシア財政危機の煽りで3巻で終了してしまったんです。
けれど、『ゲン』は全巻読まないと作者の思いが伝わらないと思って、半年ほど悩んで自主出版で10巻まで出す事にしました。版下まで印刷所に頼むと高いので、自分達で版下制作まで行って。当時はスキャナーも遅くて1ページ読み込む間に他の事をしながら構想を練ったりする程でした。印刷所も安くやってくれるところを探して、金沢刑務所で印刷してもらったんです。後になって『ゲン』の7巻でも、ゲンが戦争体験小説『夏のおわり』を印刷するのに広島刑務所に頼んでいたのに氣づいて。だから『ゲン』そのままなんです。

ーーその後、各国語に訳そうと思ったのは?

浅妻:ロシア語版の制作中に、ベースさえ出来れば他の言語に差し替えるだけで出来ると思って、2001年にロシア語版を完訳する前年に英語版に取りかかりました。英語版は70年代に中沢先生にヒッピーの青年が翻訳を申し出て4巻までアメリカで出版されていたんです。中沢先生は「本当に出来るんかいな?」と思ったそうです。ただ、アメリカに都合の悪いところはカットされたんですね。私達が英語版を完訳させようと仲間を募った時に、旧訳に関わっていた初代のプロジェクト・ゲンの人が連絡をくれて一緒にやって行く事になりました。そうした縁がひとつひとつ重なってタイ語版や制作中の中国語版などに繋がり、現在20カ国語近く出ています。ペルシャ語版は、私達が広島の留学生会館に行って講演をしていたら「私がペルシャ語に訳します!」と会場にいたイランの女性留学生が手を挙げたので、画像を提供するなど応援してあげました。スペイン語版も日本に住んでいたスペインの人が「このマンガは特別なマンガです」と国に帰る時に翻訳をしたいと連絡して来ました。

以下、「J-one」5号にてご覧下さい。
「J-one」直販ショップ、3rd-eye stores.jpにてオンライン購入頂けます(1500円以上、送料無料)。

追記 2013.08.02
「はだしのゲン」英語版全10巻の名場面ダイジェスト版が「『はだしのゲン』を英語で読む」(A5判304ページ、税込み1680円)が毎日新聞社より発売。英語の勉強にもよさそう。
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5号記事紹介:「椏久里の記録」(市澤秀耕・市澤美由紀・著/言叢社・刊)

J04-06-27「山の珈琲屋 飯舘 椏久里の記録」
市澤秀耕・市澤美由紀・著
言叢社・刊
1600円+税

市澤秀耕(いちさわ・しゅうこう)/1954年福島県飯舘村生まれ。島根大学卒業。飯舘村役場勤務を経て、1992年、妻・美由紀さんと自家焙煎珈琲の店「椏久里」を開店。2011年、原発事故避難により「椏久里」福島店(TEL:024-563-7871)を開店。
http://www.agricoffee.com

先代に生かされている実感を失った現代社会へ。
福島県人はシャイな人が多い。飯舘村の人々も同様でーー恥ずかしさと、言ってもどうせ分からないだろうと、「飯舘村です」と言えなかったーーそれが一転、福島第一原発事故によって、皮肉にも苦難の里として全国的に知られる事となってしまった。
本書は『J-one』3号「福島と生きる」コーナーに登場して頂いた市澤秀耕さんと美由紀さんのご夫婦が、飯舘村で唯一の珈琲店『椏久里』を切り盛りして来た記録である。四国の面積75%に準ずる福島県には、わざわざ店ー町中でなく奥深い野山にあって文字通りわざわざ行かなければ味わえないカフェがわりとあって、中でも  年前に開業し自家焙煎と手作りケーキ等にこだわった『椏久里』は福島における「わざわざ店」の走りといえよう。
秀耕さんは東電への集団提訴に加わっているだけあって、今回の災害と事故対応における行政にも考察を割いているが、「やりたいこととやれること、そしてお客さんに支持されることを整理して考える必要」、「できない理由を羅列するのはたやすいことだが、そこからは何も生まれない。肝心なのは欠点や短所と思っているところに隠れている長所要素を見つけ出し、それを活かすことである」など、開業や移転についての記述はカフェ経営の指南書とも読める。
実直な文体は飯舘村の基本精神である「までい」を感じさせ、「裏山で建築材の伐採が行われた。大きな木が雪煙をたてて倒される模様を見て、先代に生かされていることを思い、感謝した」という山村の生活感が伝わり、これが放射能によって汚された事が実に忍びない。また、「農業の技術習得や品種改良は、その検証に長い時間が必要だ。(中略)その成果を確認できるのには一年あと二年後だったりする」という一文は、土と共に歩んで来た飯舘村が除染という課題を超えてどう再生してゆくのか、考えさせられる。
(すぎたカズト/「J-one」主宰)

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5号記事紹介:福島を生きる。(中村広太郎さん/金沢市)

J04-26-07阪神、福島。明日何があっても生きられる社会を。
中村広太郎(神戸市〜金沢市)

神戸から金沢へ移って来たのは、18年前の阪神淡路大震災から3か月後でした。父が震災以前から単身赴任していた事と金沢市が被災者の住宅支援をしていたからです。けれど、当時は移って来た被災者同士の横のつながりはありませんでした。

中学2年の新学期から金沢の学校に転校して、卒業までに学校へ行ったのはひと月です。関西だと転校生ってしばらくヒーローなんですよ、みんなが注目して。でも、金沢は違いました。多分、先生が「阪神の被災者だからそっとしておくように」と言ったんでしょうね。皆、腫れ物に触るようで、世話する係みたいな子が数人、時たま話かけて来るといった感じで。それで学校に行けなくなりました。

経済格差や社会に対して問題意識を持ち始めたのは、家の環境や震災の影響が大きかったと思います。
25歳で飲食の仕事を始めた頃にベーシック・インカム(基礎所得保障制度)**の考えに出会いました。社会って変わらないのかと思い、マルクスがいたみたいに社会を変える新しい考えを誰かが始めているんじゃないかと思ってインターネットで調べまくっているうちに、国が最低限の生活費を国民に配当するベーシックインカムに辿り着いたんです。富山で勉強会があると知って参加したり、ベーシックインカムについての本をいつも持ち歩いて会う人会う人にいろいろ話かけたりしました。けれど、「働かない人って努力が足りないんじゃないの?」という反応が多いんです。肉体的な障がいや精神的なものや家族の状況等から働きたくても働けない人はいるし、今は資産や仕事があって自立している人も大きな災害や不況等によって明日にでも仕事がなくなるかもしれない。何かの時の支えになるし、努力出来る人はその上で努力して行っていいんですよ。
(続きは「J-one」5号をご覧ください)

お知らせ 2013年7月20日(土)、中村広太郎さんの企画する勉強会「根底からこの社会の仕組みを変える新しい構想vol.2」が金沢市内にて開かれます。社会について、ちょっと考え始めたい方、ぜひご参加ください。
「J-one」も販売されます。

中村広太郎(なかむら ・こうたろう)
長野県出身。中学1年の時、阪神淡路大震災で被災し金沢へ。現在、一個人としてベーシック・インカムを啓蒙。社会的弱者も生きやすい社会について考えるようになったのは、小学校の時に難病指定された病氣で足が不自由になって手術で治るまで特殊養護学校(現在の特別支援学校)の小学校と中学校に一時通っていて、障がいのある子達を身近に見て来た事が大きい。

阪神淡路大震災:1995年(平成7年)1月17日午前5時46分、淡路島沖の明石海峡を震源にM7.3の直下型大地震が発生し、神戸市で震度7を観測。阪神高速道神戸線の高架が崩落した。
取材メモ:この原稿を書いた翌朝の4月13日午前5時33分、淡路島付近を震源に震度6弱の地震が発生。大きな被害はなかったのが幸い。災害を前提とした社会意識の変革が求められる。

**ベーシック・インカム(基礎所得保障制度):国が社会的公正の下に最低限度の生活費を国民ひとりひとりに無条件に一律給付する事により、現行の社会システムを見直し富の再分配を行う制度。単発的な給付でなく永続的に支給されるのが特徴。未だ完全実施した国がない「全く新しい社会概念」でもある一方、新自由主義の社会福祉を切り捨てた「小さな政府」に陥る危険性もあり、実現させるには多くの議論を重ねた上で社会を民意に取り戻す必要がある。

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5号記事紹介:「原発事故 子ども・ 被災者支援法」の使い方

J03-32-01当たり前の支援をー「原発事故子ども・被災者支援法」
福島第一原発事故の被災者救済が進まない事から2012年3月、子どもの保護と被災者生活支援に関する2つの法案が野党連名と民主党系から国会へ提出された。両案は重なり合うため与野党協議により統合・新草案が作成され、同年6月21日に超党派の議員立法として『東京電力原子力事故により被災した子どもをはじめとする住民等の生活を守り支えるための被災者の生活支援等に関する施策の推進に関する法律』が全会一致で成立となった。
この略称『原発事故子ども・被災者支援法(支援法)』は、第三条にて「原子力災害から国民の生命、身体及び財産を保護すべき責任並びにこれまで原子力政策を推進してきたことに伴う社会的な責任」として国の責任を明記。災害・復興の情報提供、居住・避難・帰還への支援、放射線による健康問題、被災者への差別回避、子ども・妊婦へのケア、被災者支援の長期的な実施等、国が採るべき当たり前の支援を定めている。
画期的なのは、第十三条3「国は、被災者たる子ども及び妊婦が医療(東京電力原子力事故に係る放射線による被ばくに起因しない負傷又は疾病に係る医療を除いたものをいう。)を受けたときに負担すべき費用についてその負担を減免するために必要な施策その他被災者への医療の提供に係る必要な施策を講ずるものとする」の一文だ。水俣病等、これまで長い裁判を要した公害病を踏まえ、被曝と疾病の因果関係の立証責任を被災者でなく「国」の責任と明記している点だ。
一方で、支援法は理念や大枠を設定したプログラム法に留まり、具体的な策となる『基本方針』が被災対象地域合議に至らないため肝心の予算が政権交代の煽りを受け平成24年度補正予算には組み込まれず、25年度予算にも屋内運動施設設置や一部高速道路料金無料化などの予算のみでなかなか進んでいないのが実情。また復興庁から発表された『パッケージ』も既存施策の網羅が多く、支援法という特色ある法律の意図を明確に反映~推進できる内容とはなっていないとされる。未だ『基本方針』も定められていない。支援対象地域の検討も、原子力規制庁に丸投げされた格好だ。
この『基本方針』を充実したものとするため、「子どもたちを放射能から守る福島ネットワーク」「福島の子どもたちを守る法律家ネットワーク(SAFLAN)」等、38の団体が「しえんほう311(原発事故子ども・被災者支援法市民会議)」を立ち上げて要望と提言をまとめ、子ども・被災者支援議員連盟によるヒアリングの傍聴報告や情報・資料をネットに上げている。
続きは「J-one」5号をご覧ください。尚、今期の活動支援金(1冊につき100円)は石川県での保養キャンプに役立てられます。

支援法関連サイト
こども いのち:子ども被災者支援法ブログ
福島の子どもたちを守る法律家ネットワーク(SAFLAN)
ほよ〜ん相談会
子どもたちを放射能から守る福島ネットワーク(子ども福島ネットワーク)

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「J-one」5号販売終了しました。

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表紙のモニタリングポストはJR福島駅西口から500mほどにある公園。半年以上前からロープが張られ立入禁止となっている。数値はo.2μSv/h前後(千葉県柏市に相当)だが、400mほど離れた別方向のモニタリングポストでは0.4μSv/h台をそれぞれ示しており、o.2μSv/hという数値が除染を行ったごく狭いエリアの空間線量でないしかない事が解る。

*SOLDOUT 販売終了しました!
ご愛顧ありがとうございました。

ヤフー!ショッピング
若干在庫あります。
楽天市場若干在庫あります。

お待たせしました。「J-one」5号、発行致しました。
今回の第1特集は「原発事故子ども・被災者支援法の使い方」と題して、子どもたちを放射能から守るネットワーク・保養担当の吉野裕之さんに「支援法」と「保養/移動教室」についてお聞きしました。
第2特集は、今年3月で部活動引退のため「今 伝えたいこと(仮)」最終公演を行った相馬高校放送局の模様と、南相馬/東京・笹塚でのアフター・トークを掲載。
また注目ページとして、福島第一原発事故にて1号機・3号機水素爆発の映像を捉えた福島中央テレビの報道部ディレクター、村上雅信さんによる原発事故直後の状況談、そしてNNNドキュメントで追った相馬高校放送局「今 伝えたいこと(仮)」にまつわる思いを怒濤の如く発露してもらった「J-oneトーク」、世界を震撼させたルワンダ大虐殺から生き延び、福島市で母国ルワンダに学校を建てる運動を進めて来たカンベンガ・マリールイズさんにインタビュー。
そして、シリーズ「未来への医師」では南相馬地域医療の現状と、甲状腺モニタリングについて2人の医師が登場。戦争の記憶が薄れ、安易な憲法改正論がまかり通る今だからこそ広めたい反戦反核・平和漫画の傑作「はだしのゲン」も取り上げ、「いろいろ読んでわかったこと」、ライフワーク企画「福島と生きる」「テル侍」など連載企画も充実。
定価の内100円を、この夏休みに石川県で行われる保養キャンプにて野外上映会の活動費に充てさせて頂きます。

「J-one 5号」(A4変形/カラー32頁/オフセット印刷/定価の内100円が福島支援活動費となります)
お陰様で販売終了となりました。
INDEX
特集①ふくしま子ども保養作戦
原発事故子ども・被災者支援法の使い方:吉野裕之
山形「ふくしま子ども未来ひろば」
ティベット難民の寄宿児童に帰省支援を
書評「椏久里の記録」市澤秀耕・美由紀著
富岡インサイド〜ふるさと
特集②「今 伝えたいこと(仮)」相馬高校放送局の飛翔
最終公演:これからも伝えたいアフター・トーク
〜赤坂憲雄(「ふくしま会議」代表理事)× 相馬高校放送局
J-oneトーク「3.11〜福島を伝える」
〜村上雅信(福島中央テレビ)× すぎたカズト(J-one)
フランスから「福島を撮る」:ナターシャ・ニジック
ルワンダから福島へ:カンベンガ・マリールイズ
連載コラム〜ヒンドゥーと生きる(4)矢萩多聞
未来への医師(3)南相馬の地域医療:熊耳隆洋(歯科医)
未来への医師(4)甲状腺モニタリング:吉田均(医師)
今だから広めよう!「はだしのゲン」:浅妻南海江
いろいろ読んでわかったこと(5)すぎたカズト
ライフワーク企画「福島と生きる」
中村広太郎さん(神戸市→金沢市)
T・Hさん(福島市→山形市)
S・Eさん(いわき市)
J-one Novel「テル侍」(3)やまのべ みみ
J-one Novel「鬼火の群れ」 すぎたカズト

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